2006年11月17日

「エコフィード」

話題がないから、というわけでもないですが、
最近聞くようになった「エコフィード」という言葉について。

生ゴミ、残飯、食品残渣、食品廃棄物、未利用有機性廃棄物、食品製造副産物、食品循環資源、バイプロ、、、、いろんな呼ばれ方しますが、それらを使用して畜産飼料にしたものを、これまではリサイクル飼料と呼ぶことが多かったような気がします。
くいまーるプロジェクト風に言えば、「食品循環飼料」ということになるでしょうか。現場では「くいまーる飼料」と呼んでます。

「エコフィード」は響きも悪くないし、一般名称として定着しそうですね。
農水省でも「食品残渣飼料化(エコフィード)の取り組み」のような表現を使ってますね。
農林水産省畜産部 飼料の項  全国食品残さ飼料化行動会議」の資料など)
環境省では「リサイクル飼料」が多いような、、、。
別にどっちがどうとかいってませんが(笑
実際に「エコフィード」なり「リサイクル飼料」などの事業に取り組む事業者は、収集、処理の現場で環境関連の「認可」の問題にぶつかるので。

それはさておき。
googleで「エコフィード」と検索すると89600件。
「リサイクル飼料」で検索すると22400件でした。(ちなみに「くいまーる飼料」では289件)
すでに一般的な名称になりつつあるようですが、山口県には「きららエコフィード」(宇部衛生工業社)というのもあるし、どうなんでしょう。
しかも商標登録は、他の団体でされているようです。(特許電子図書館

リサイクル飼料(エコフィード)を商品化しているのは、「えびなゆっきちゃん」の共栄美化(神奈川)
それ以外は、販売はしていても販売先はグループ内農家に限られていたり、自社農場で使用して肉の方で商品化している例が多いようです。
くいまーるプロジェクトも自グループ(協同組合)内で使用し、肉として販売する例です。
あるいは、セブンイレブンの食品廃棄物を資源化している九州食品廃棄物リサイクル事業協同組合(佐賀)などは、配合飼料の原料として飼料会社へ販売しているらしい。
まあモノは畜産飼料ですから、一般のスーパーに並ぶような品ではないので販売ルートも限定されるのは当たり前か。

何だか非常にマニアックな話題のような気がしてきた(笑
呼び名はどうでもいいですが。

「エコフィード」
(写真がなくて寂しいので。6月に琉球新報に書いたものです)

このブログは、最初はもっと狭い範囲内の「地域内循環」がいいなと思って始めたことです。
「近所の生ごみを集めて豚を飼って、焼肉屋か沖縄そば屋やってみんなで食べよう!」みたいな。
まあ単なる思いつきか、勢いで始めちゃったんですが(笑
そういう取り組みが、それぞれの地域、商店街、自治会、学区内で取り組まれるようになれば面白いなと。。

ただ単に国や自治体が慌てて取り組みはじめたゴミの減量とか自給率アップとかの問題ではなくて、「自分が食べているものは回りまわって帰ってきたものであり、いのちなんだ」という輪を実感したいというか、それができてこそ「エコ」じゃないかな。


そういう思いを込めて、ブログには「僕らはみんな」というタイトルをつけてます。

久しぶりのブログ更新で、説明臭くなってしまいました。



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